会津五桜

石部桜(いしべざくら)
会津若松市一箕町八幡石部
4月下旬〜
17/D-6
中世会津の領主・芦名氏の重臣、石部治部大輔の館の庭にあった桜と古文書にも記されており、樹齢約600年といわれる。ソメイヨシノより、開花が早く、周囲を田んぼに囲まれて8本の幹が立っているため大変良く目立ち、近隣の人々に愛されている。

虎の尾桜(とらのおざくら)
会津高田町雀林・法用寺
4月下旬〜
A/C-6
三重の塔で知られた法用寺観音堂前にあるサトザクラ。3幹立っており、その形が虎の横たわる姿に見立てた説と、花から細い弁が出ていることからそう呼ばれるようになったという説がある。

薄墨桜(うすずみざくら)
会津高田町・伊佐須美神社
4月下旬〜
B/D-7
会津総鎮守・伊佐須美神社の境内南にあり、御神木とされている。オオシマザクラ系のサトザクラで、開花とともに花びらの色が薄墨の入った白から赤味を帯びた色になる。毎年4月29日には、この花を餅につきまぜて氏子に振舞う「花祝祭」が行われる。

杉の糸桜(すぎのいとざくら)
会津板下町杉地区・薬王寺
4月下旬〜
C/C-6
白色の花が流れ落ちるようにも見えるエドヒガン系のシダレザクラで、文献「新編会津風土記」より、天正年間<1573〜1592>に「船窪村の農民が本州宮城群から一株を移植した古株」と伝えられる。杉地区の薬王寺境内にあり、両側の木はこの糸桜の子孫である。

大鹿桜(おおしかざくら)
猪苗代町西峯・磐椅神社
5月上旬〜
D/E-6
菊咲きのサトザクラで、社伝によると、天暦年間<947〜957>に村上天皇の勅使が磐椅神社の参拝の折に京都から移植したものと伝えられる。葉と花が同時に開き、ソメイヨシノより濃い色味の花が咲く。

 
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