置賜さくら回廊

南陽市赤湯から白鷹町荒砥まで約40kmに及ぶこのルート上には、国指定天然記念物「久保ザクラ」や桜名所100選の「烏帽子山千本桜」、県指定天然記念物「草岡の大明神桜」「薬師桜」をはじめとする樹齢500年を超える桜の銘木、古木、名所が多く点在し見事な桜の回廊を成しています。
ここでは、その代表的な桜をご紹介します。

慶海桜(けいかいざくら)
南陽市内宮内・双松公園
4月下旬〜
E/E-2
高台の公園にある樹齢150年余りのシダレザクラの大木。”慶海”はこの地に寺を開基した行人の名で古知名。

草岡の大明神桜(だいみょうじんざくら)
長井市草岡・横山氏邸内
4月下旬〜
F/D-1
かつてこの桜は枝の広がりが一反歩(約991.7u)にも及び、家を覆っていたといわれる。伝説によると伊達正宗が14〜15歳頃、鮎貝の合戦に初陣として加わった際、戦に敗れ、この桜の洞に隠れて難を逃れた。このため、後に家臣を遣わして保護にあたらせたという。樹高・目通りと「久保サクラ」を上回る巨木(幹周は日本で二番目に大きい。)である。

薬師桜(やくしざくら)
白鷹町高玉
4月下旬〜
G/E-1
高玉薬師にある樹齢1,200年のエドヒガンザクラ。高さ15m、太さ8m。薬師堂の境内にあり、堂々たる風格を保っている。西暦796年、坂上田村麻呂が奥州征伐の時、手植えしたものと伝えられる。

子守堂の桜(こもりどうのさくら)
白鷹町鮎貝
4月下旬〜
H/E-1
樹齢600年といわれるエドヒガンザクラ。この地は、鮎貝氏居城の一部にあり、樹下の”子守堂”には、病弱な城主の子供を無事に育てた後、忽然と姿を消した賤しい身なりの童女(実は仏の化身)の物語が伝えられている。白鷹町銘木10選の一つである。

 
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