会津ゆかりの地『北海道函館・余市の旅』2018.8.24～26

　当所の共済制度等の加入者を対象とした「第３６回共済ツアー」を、８月２４日～２６日に参加者３２名で開催。
　今回は戊辰１５０周年記念ツアーと銘打ち、歴史的えにしをテーマに発足した１２の商工会議所で構成されたゆかりの地ＣＣＩ観光ネットワークから北海道函館・余市を訪問。
　函館では、旧会津藩士を含む榎本軍傷兵が収容されていた箱館病院分院（現高龍寺）に乱入した新政府軍に惨殺されたことの供養をするために高龍寺の境内に建立された「傷心惨目の碑」や、会津遊撃隊長であった諏訪常吉の墓、会津藩士・沢田光長が建立した徳川藩士戦死之霊碑のある実行寺などを訪れた。
　余市では旧会津藩士たちが日本で初めてリンゴの栽培に成功した『緋の衣』の原木が残る吉田観光農園や、旧会津藩士が余市に入植して５０年目に建立された開村記念碑、会津藩家老・萱野権兵衛の忠節を追慕して旧藩士の末孫たちが建立した萱野権兵衛殉節碑等を訪れた。余市に入植した旧会津藩士の慰霊のために建立された会津藩士の墓前では参加者たちが手を合わせた。
　通常のツアーでは決して訪れる機会のない会津ゆかりの地を巡った参加者は、箱館戦争や北海道開拓に当たった旧会津藩士に思いをはせ、会津と函館・余市の縁を再確認した。

〔ツアーの主な見学先〕
　新島襄海外渡航の地碑、実行寺、高龍寺（傷心惨目の碑）、五稜郭、会津藩士の墓（幻の士業永伝の碑）、吉田観光農園（緋の衣）、開村記念碑、萱野権兵衛殉節碑、ニッカウヰスキー余市蒸留所