「会員感謝祭」
~第1部 優良従業員・創業150年特別表彰式 第2部 チェリッシュコンサートを開催~
12月1日(金)、会津若松ワシントンホテルにて「会員感謝祭」を開催。来賓、被表彰者、当所議員など約190名が出席。
渋川会頭のあいさつ後、室井照平市長より祝辞をいただき表彰式に移った。
表彰式では、永年勤続され、企業の発展に大いに貢献された32事業所104名に対する「優良従業員表彰式」並びに、永年に亘り(150年以上)事業を営んでいる13事業所に対する「創業150年特別表彰式」を執り行った。
優良従業員表彰は、㈱栄町オサダ・齋藤清志さんが、創業150年特別表彰は、山口合名会社山口佳男さんがそれぞれ代表として受賞し、謝辞を述べた。
表彰式終了後には、「チェリッシュコンサート」を開催。70年代の大ヒット曲「てんとう虫のサンバ」や「白いギター」などの代表曲を熱唱し、その美しい歌声で観客を魅了した。
◆創業150年特別表彰受賞事業所の歴史◆
①山口(名)様
1643年(寛永20年)「山口儀兵衛商店」を創業。会津藩祖保科正之が出羽山形より移封された時、初代:山口儀平が一緒に会津へ入る。江戸時代には会津藩の領内酒造元総取締役を永年努め、昭和19年山口儀平商店から会社組織に変更し、山口合名会社となる。その後、企業統合で会津若松酒造㈱会洲一工場になる。後に戦後解体で、山口合名会社に戻り現在に至る。現在16代目。
②㈲植木屋商店 様
1688年(元禄元年)お城に出入りしていた庭師(植木職人)として「植木屋」を創業。当時の職業がそのまま屋号となり、江戸時代後期頃より、わらび、片栗、砂糖、乾物、青物、水物、酒、石油等を扱うようになる。昭和初期頃から、取扱商品の中でも特に酒の売上が増加し、徐々に酒専門店に移行。1953年に法人成りし、㈲植木屋商店として、酒や青物等を取り扱う。現在18代目。
③㈱山城屋 様
1700年(元禄13年)創業し酒造業を営む。1942年食糧管理法の制定により、政府指定一次集荷業を営む。1993年に法人成り。1995年食糧法が制定され、米の集荷・卸・小売業を営み、現在に至る。現在13代目。
④ほしばん絵ろうそく店 様
1772年(安永元年)「井筒屋」を創業。会津藩御用達として会津絵ろうそくの製造を始める。1873年屋号を星伴蝋燭店とする。その後、1944年屋号をほしばん化粧品店とし、化粧品の取り扱いも始める。2010年屋号をほしばん絵ろうそく店とし、創業以来手作り手描きの伝統美の製法を親子代々伝授している。現在9代目。
⑤㈱大阪屋 様
1810年(文化7年)福西本店より分家し、生糸仲買業として創業。1868年「大坂屋旅館」として旅館業に転業し、1976年「㈱大阪屋」に組織変更。
1976年より、鉄筋コンクリート6階建ての新築を始め、1977年「ホテル大阪屋」を開業。現在7代目。
⑥㈲菊地金粉製作所 様
1822年(文政5年)「菊地喜平商店」を創業。製箔・製粉業を営む。1968年㈲菊地金粉製作所として法人成り。現在7代目。
⑦㈱安積屋本店山葵 様
1837年(天保8年)旧博労町にて、雑貨・青果物商 安積屋「〆二」として創業。1965年本家(会津)が不振の為、本家での営業を続けながら東京都中野区に「㈱安積屋」を設立。その後、1989年東京の㈱安積屋を閉め、現在地に「釜めし山葵」を設立。2009年㈱安積屋本店山葵に社名を変更。現在8代目。
⑧㈱山新商店 様
1838年(天保9年)雑貨商として「山形屋」を創業。1918年食品小売業を開業。1926年会津で初めて、なめこの缶詰の製造・販売を始める。1951年法人化し、食品卸売部門を併設して、「㈱山新商店」を設立。2008年菓子卸部門を開設。現在6代目。
⑨㈱長門屋本店 様
1848年(嘉永元年)造り酒屋と菓子製造小売業として、「長門屋」を創業。8代藩主松平容敬(かたたか)の命により、城下川原町で菓子一本に絞り、菓子業を開業。明治期には若松菓子組合の設立に関わり、帝国議会に砂糖に関わる建議を柴四郎氏らに依頼。その後、若松連隊へ慰問の菓子を納品等、時代を経て1956年に法人成り。現在6代目。
⑩末廣酒造㈱ 様
1850年(嘉永3年)初代猪之吉が造り酒屋として、新城忠助家より分家独立し「新城本店」を創業。1859年味噌の製造を開始し、1870年には水油や漆器の製造を開始。その後1872年には養蚕・製糸業を開始。1948年営業内容を清酒製造業に一本化し、1953年末廣酒造㈱に法人成り。現在7代目。
⑪㈱ハタコーポレーション 様
1865年(慶応元年)馬車宿「山形屋」を創業。創業間もなく荒物の取り扱いを始める。後に山形屋荒物店と屋号変更。その後1995年に法人成りし、㈱ハタコーポレーションを設立。現在6代目。
⑫㈲長谷川豆富店 様
1868年(明治元年)「長谷川豆富店」を創業。1996年法人成りし、㈲長谷川豆富店を設立。この頃から「ゆば」の製造を始める。現在5代目。
⑬㈲紙屋商店 様
1868年(明治元年)農家で漉いた和紙を集め、和紙卸売業「紙屋」を創業。1958年法人成り㈲紙屋商店を設立。この頃から、こんにゃくの製造を始め、和紙卸売業から食品製造業となる。現在6代目。
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