ものづくり企業の地域間交流を促進

会津若松商工会議所工業部会（部会長：中川勝博（若松ガス㈱代表取締役社長））は、１０月２日、三都市（仙台・米沢・会津若松）商工会議所工業部会交流会を会津大学など４会場において開催。

当交流会は、仙台、米沢、会津若松の商工会議所工業部会員が一堂に会して交流を図るもので、会津若松市開催となる９回目の今回は、オブザーバーとして福島、相馬、秋田、さいたま商工会議所からも参加をいただき、７都市１００名での開催となった。

第一部の講演会では、会津大学教授で、深宇宙探査や惑星科学を専門とする出村裕英氏より「はやぶさ・はやぶさ２と会津大学」をテーマに講演をいただいた。出村氏は、はやぶさが撮影したラッコ型の小惑星「イトカワ」の写真を活用しながら、宇宙の不思議について語り、参加者は、普段耳にすることのできない話に熱心聞き入っていた。

講演会終了後は工場見学会と商談会に分かれ、工場見学では㈱マコト精機と㈱羅羅屋を見学。㈱マコト精機では、「技術のマコト」として常に業界に先駆けた新しい提案をしている独自の技術を、㈱羅羅屋では、「ララちゃんのランドセル」をはじめ、会津地域の多くの子どもたちの健やかな成長に携わっている技術を体感した。

見学会と同時刻にワシントンホテルにて開催された商談会は事前予約制で、全１７商談が行われた。参加者は地域を越えたビジネスパートナーを発掘しようと、実演などを用いながら商談を行った。

全行程終了後は、東山芸妓衆や天寧獅子保存会による舞の披露をはじめ、会津独自の文化や食を多数紹介した交流懇親会を開催。参加者らは会津の良さを実感しながら、会場内に展示された製品やパンフレットを手に取り、熱心にそして和やかにビジネス交流、情報交換に努めていた。