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徳川みらい学会in会津〜戊辰戦争150年に向け、徳川家と会津のつながり理解深める
徳川時代の知恵や歴史的意義を発信する「徳川みらい学会in会津」を、10月6日、会津若松ワシントンホテルで開催。基調講演や鼎談を行い、会員をはじめ市民や会津美里町、当所と観光ネットワークを構築している静岡、むつ、米沢、日光、岡崎などから約350人が参加し、徳川家と会津のつながりについて理解を深めた。静岡商工会議所と徳川みらい学会の主催で当所協力。
みらい学会は、徳川家康公薨去400年を機に、260年に及ぶ平和を築いた徳川時代を改めて研究しようと平成25年に設立。静岡県外では初の開催。
第1部は、同学会長・東大名誉教授の芳賀徹氏が「徳川の平和」と題して講演。徳川幕府が取り組んだ幕藩体制や外交政策、都市や農村の風俗画を例に、「平和を築けたからこそ素晴らしい文化や芸術が広がった。」と語った。
第2部は、「徳川家に息づく会津の魂」をテーマに、徳川宗家18代当主の徳川恒孝氏、会津松平家14代当主の松平保久氏、歴史学者で国際日本文化研究センター准教授の磯田道史氏が鼎談。幕府と会津松平家の関係、会津藩の武力や教育などで活発な発言が飛び交った。
徳川家と会津は、2代将軍秀忠の子で会津松平家初代藩主となった保科正之から深まり、歴代藩主が忠義を貫いた。徳川氏と松平氏は、幕末の会津藩主・松平容保のひ孫に当たる。
徳川氏は「全国でも会津は特別。会津の教えを今の学生につないでほしい」と求めた。松平氏も厳しかった父の教えを振り返り、「子ども達には什の掟を基にした「あいづっこ宣言」の精神を受け継いでほしい」と語った。
オープニングでは、宮森会頭が「歴史的な縁を大切に各地との交流を深めていきたい。戊辰150年を契機として、地域を活性化させていく」とあいさつ。交流会では約130名が参加し、歴史談議に花を咲かせた。
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