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戊辰戦争を戦い、激動の時代を力強く生きた会津の女性、新島八重を顕彰する初の献花祭を11月1日、鶴ケ城三の丸に立つ「八重之像」前で開催。

逆境にくじけず、会津の魂を胸にひたむきに生きた八重の姿に、東日本大震災と原発事故からの復興に向かう願いを重ね合わせた。

献花祭は、当所、会津若松市、福島民報社、各団体などでつくる八重顕彰事業実行委員会の主催で当所が主管。約50人が出席した。

実行委員長の宮森会頭が「八重さんは困難に立ち向かう県民の決意の象徴。『八重之像』を大切にし、八重さんの名と会津の輝きを発信し続けることを誓う」とあいさつ。室井照平市長、高橋雅行福島民報社社長が祝辞を述べ、全員で献花した。

また、第２回「八重の短歌」コンクール最優秀の浅野克義君（桑折町醸芳小６年）、矢吹花野さん（鏡石中３年）、平山永理佳さん（会津若松ザベリオ学園高２年）が受賞作品を披露した。

八重之像は県民の善意などをもとに平成25年9月に建立された。文化功労者で元日展理事長の彫刻家・橋本堅太郎さん（二本松市名誉市民）が制作した。