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１２月１２日、ホテルいづみやにおいて当所観光・旅客運送部会（大石直部会長）主催のセミナーを開催、会員・非会員併せて１４０名が受講した。

当日は、�鞄�本レストランエンタプライズ　駅弁マイスターの三浦由紀江氏を講師に迎え、「究極の販売・接客術」と題し講演を頂いた。

カリスマ駅弁販売員と呼ばれる三浦氏は、専業主婦歴２３年、４４歳で初めてﾊﾟｰﾄとして働き始めたＪＲ上野駅構内の売店で実績を買われ、わずか２年で店長に就任。その後、８店舗を任され総括店長、正社員に昇格してわずか１年半で、大宮営業所長に大抜擢された経歴の持ち主、当初、本セミナーの定員５０名のところ、定員を遥かに超える申込みが殺到した。

講演では、まず接客の観点から、接客は全ての仕事の基本であり、天性の才能ではなく「気づき」と、経験による「技術力」が必要。商品価値は接客・販売で変化するため、お客様一人一人のニーズに合わせた接客、またマニュアル通りではない自分らしい接客が店の魅力に繋がる。　また、管理職としては、自らの失敗談など様々な経験を交え、信頼関係のない注意や指導は反発や萎縮を招くだけ、部下には仕事を与え、任せることが大切。また、現場に権限を与えることで、モチベーションがアップし売り上げに繋がり、更に働くことの「楽しさ」を生むと語った。

最後に、「楽しんでいる人」には誰もかなわない、楽しいところに客は来る。働く人が元気で楽しい職場、そして育つ環境づくりが大切である。また、商工会議所のように同業・異業種の集合体では「競争」と「協力」により発展すると締めくくった。

三浦氏の軽快な口調と笑顔に、受講者は皆、吸い込まれるように熱心に聴き入っていた。